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「寿々」の150丼をご紹介します。
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※商品画像については、モニターによって色味が若干異なります事ご了承ください。
※弊社では、ご注文いただきました商品を検品を実施し、お客様へ出荷しております。 焼き物は素材の違いや製造工程により、鉄粉、ピンホール、釉薬のハゲやムラ、ゆがみ、多少のガタつきなどの現象が発生致します。製造元メーカーと、弊社での検品を通過した商品は、原則、上記のような個体差を理由に「返品・交換」はお受けすることができかねます。
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到着が早く、梱包も動かないようきっちりと詰めていただいていました。ありがとうございました。
ラッピングについての疑問にもすぐに応えていただき、配送も早くて良かったです。他のショップでも検討しましたが、全柄が揃っていたのでこちらで購入させていただきました。
簡易的でも割れず発送もはやく満足です(gt;ωlt;)
梱包も対応もとても良いお店です。こちらのミスにも素早くわかりやすく安心できるように対応していただけました。梱包もしっかりしていてしかも開封しやすかったです。ありがとうございます。
では続きまして、関西選手権のレビュー記事です。

この関西選手権は伝統の大会です。
現在では2022年度関西選手権、などのような記載になっていて、全日本選手権や朝日レガッタなどと違って第100回などの大会カウントがなくなっており、いつから始まったのかが分からなく、ネットでも調べることができませんでした。



そこで以前いただいた文献をあたってみました。
それによりますと、やはり関西選手権は古くからおこなわれており、とりあえず調べた昭和50年月刊漕艇(「Rowing」誌の前身)によりますと、「関選」観戦記なるレポート記事が載っていました。かんせんかんせんきですね。

「第29回を迎えた『関西漕艇選手権大会』は『瀬田川杯レガッタ』も兼ねて、8月2日、3日の両日にわたり、滋賀県立琵琶湖漕艇場でおこなわれ、7種目のレースに合計110余のクルーが参加して熱戦を展開した。
第1日目は予選、敗復。第2日目は準決および決勝。両日とも、カンカン照りの炎暑の下、ほぼ傾斜順風の好コンディションも幸いして、110余のクルーをさばくために朝8時から12分間隔のタイトスケジュールであったが、プログラムは滞りなく終了した。関西漕艇連盟の手慣れたレースさばきは、ここ最近ますます冴えてきたように思われる。」

といった記述があり、ボートやっている人にはあざやかに光景が浮かびますね。だいたい7月か8月に開催されてきた、夏の関西ボートにおける重要な大会というわけです。
すでに半世紀近く前になる昭和50年(1975年)当時にすでに関選と略称で呼ばれ、昭和50年、1975年に第29回というと、昭和22年、1947年に第1回関西選手権がはじまったのかという推測がつきます。戦後間もなく、各ボート部が一気に活動再開し各地で創部が相次いだ時代となりますね。
ちなみにこの昭和50年、1975年当時の7種目とは、M8+、M4+、M1Xのメインどころ3種目、瀬田川杯M8+、瀬田川杯M4+、MKF(男子ナックルフォア)、WKF(女子ナックルフォア)の合計7種目。瀬田川杯とはジュニア(大学1、2年)主体のセカンド以下のクルー、新人育成的な大会のようでエイトと付きフォアがあったと。現在の関選でも浜寺杯というこれに該当する種目がありますよね。瀬田川杯も含め、この年は琵琶湖で開催されたため1500mレースだったということで(琵琶湖コースで1500mとるのも大変ですよね!?また、1975年当時すでに大阪府立漕艇センター、浜寺コースはありました)、ナックルレースは1000mでおこなわれたということです。女子ナックルもあり、昨年当ブログでも関西選手権女子ナックルに出漕するH島大のユニフォームを紹介していましたね。


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ちなみに主催の関西ボート連盟は、日ボの日本漕艇協会が1920年に発足後、関西でもボート競技普及と加盟団体相互の融和を図る目的で1925年に関西漕艇連盟として発足しました。日ボと同じように1998年に関西ボート連盟に改称。
日ボは近々、日本ローイング協会に改称になりそうなので、関西でも関西ローイング連盟に改称することになりそうですね。

また、1920年に第1回全日本選手権が始まったとされていますが、これは後付けであり、当初はインターカレッジ選手権という名称であり、実質関東の大学勢のみによる関東インカレでした。昭和3年(1928年)、日本代表がはじめて五輪挑戦したあの年ですが、この年日本漕艇協会は関東支部と関西支部に分け、それぞれの優勝クルーで決勝をおこない、日本選手権を開催する方式を開始しました。このとき淀川でおこなわれた関西予選会が、関西選手権の起源なのかなと思っていましたが、これは関西大学高専競漕大会、つまり関西インターカレッジ選手権という位置づけであり、関西選手権はやはり1947年頃からの戦後新設の大会であるようです。
(注:調べた中で、昭和9年1934年に、「漕艇7号」という資料にはこの関西インカレが「関西選手権競漕、兼・全日本選手権競漕関西予選」という記載がありましたので、もともとの関西選手権の起源はやはりこの関西インターカレッジと捉えてもいいかもしれません)


昭和26年(1951年)の漕艇協会の会報には、「関西滑席艇選手権競漕」が瀬田川2000mでおこなわれ、エイト決勝はK都大が6'04で優勝、2艇身と1/3の差でD大が準優勝、といった記録もありますね。付きフォア優勝はR谷大、そしてM1Xでシニア、30歳以上、40歳以上というカテゴリーがあったそうです。滑席艇というのは、スライディングシートのシェルフォアのことですので、固定席のフィックス艇と呼び分けるための表記です。
残念ながら第1回大会と思われる昭和22年(1947)年の資料がないのですが、おそらくこの年が第1回とすると、コロナ中止の2020年度を飛ばせば、コロナ以外毎年開催してきたと仮定すると、今年2022年は第75回関西選手権ということになりそうです。



そういうわけで、前置き長くなりましたが、おそらく今年で第75回を迎える伝統と重みのある関西選手権。
男子メイン7種目、女子メイン5種目、そしてマスターズM1X、新人育成の浜寺杯3種目の合計16種目が、7/2~3の2日間、大阪府立漕艇センターでおこなわれました。
関東は社会人選手権、関西は関西選手権、北ではH海道大とT北大の定期戦ということで、暑い熱い週末だったのです。


この第75回(おそらく)の関西選手権、簡単に振り返ってみましょう。


写真を使わせていただきましたO東さん、U治川さん、ありがとうございました!










関西選手権 (7/2~3 大阪府立漕艇センター2000m)


M1Xマスターズ
東の社会人選手権のように、関西選手権のシニアRowerたちの戦いも熱い!
優勝はS田漕艇倶楽部のT中Aきら選手。予選はコンスタント重視で1位通過し、そのまま5艇全員が決勝に進むが、決勝ではいきなり2'02の猛烈なスタートダッシュ!!U崎RCの実力者、T田選手とN谷選手に水をあけて着実に離し8'34で優勝。
優勝のT中Aきらさん、S田漕艇倶楽部の代表理事ということで、昨年は東京五輪でNZチームの瀬田合宿を受け入れた際にも大活躍。普段はO阪産業大の教授をされており、S田漕艇倶楽部だけでなく滋賀県ボート協会の理事もされているとのことです。
T中さんはZ所高~O阪大のご出身。地元が滋賀ということですが、高2までZ所高のボート部、高3からS田ローに入ってどうやらO阪大時代もO阪大ボート部ではなくずっとS田ローひとすじだったようですね。今年の朝日レガッタではエイトで出漕しなんとK都大ボート部に入った息子さんとの父子対決が実現!
こんな多忙で社会的にも重要なポジションを担う方が、マスターズに出漕して優勝してしまう。全国には本当にすごいボートマンがたくさんいますね!
参考記事
https://www.asahi.com/articles/ASQ546VH9Q54PTJB002.html

現在52歳、若々しく浜寺を駆け抜けた教授、T中選手の力漕!
O東さん撮影





浜寺杯M4+
O山大がK畿大を離して優勝。




浜寺杯W4X+
K戸大がスタート出るも、中盤にとらえたO阪公立大が後半水をあけて優勝。




浜寺杯M8+
K都大とK戸大2杯の3杯レース。T大との対校戦で悔しさを飲んだT大戦エイトのK都大が、悔しさを晴らす漕ぎでK戸大2艇を大きく離して優勝。しかしまだまだいずれも若いクルー、速くなる余地は大いにありそうですので向上めざしてください!

T大戦エイトで臨んだK都大の2回生クルー。シートも変えてきたがタイム6'36、まだ伸びしろたっぷりですね!
O東さん撮影









W1X
G阜協立大のY本選手が関選W1X初優勝!
決勝ではスタートから果敢に攻めてきたK西学院大のN田選手に半艇身リードをとり、着実に離して関西のライバル達に水をあけ8'26の好タイムで優勝。今年大学3年のY本選手はTENKUと書いてSORA選手と読むそうです。昨年の関選ではW1X5位、全日本ではBファイナル1着のW1X7位と着実に階段を上がり、代表挑戦のエルゴでは7'24をマークしているオープン選手。
今年のインカレ、W1Xの有力候補として名乗りを挙げました。

W1X優勝、G阜協立大のY本Sら選手が関西を制し、天に指さしナンバーワンのポーズ。次はインカレでてっぺんを!!
U治川さん撮影







W2X
有力3艇の争いを制したのはR命館大。スタートから1艇身のリードを守り、最後まで猛追するO阪公立大、D大の攻めを凌ぎきって関選W2X優勝。しかしO阪公立大の驚異の粘り、安定した実力のD大、そして昨年躍進から新メンバーで挑むK沢大、チームとして飛躍の予感のK西学院大、そして遠征のH橋大と、インカレに向けてまだまだ大きく変わりそうなクルーばかりです。

関選W2X優勝のR命館大は昨年に続き2連覇。ストロークN選手4年、バウS田選手1年。
インカレに向けての編成はまだまだ入れ替えがあるか?
R命館大Facebookより掲載させていただきました




私いち押しのO阪公立大W2Xはやはり速く、落ちない強みで準優勝。
今年、ボートも強豪の府大と市大が合併したO阪公立大。ストロークは府大のY浅選手4年。バウは市大のI上選手4年。今年はまだ府大と市大が別々に活動していると思われる中での女子エース同士が結成した、MOEKOさんとMOEさんによる「もえもえダブル」とのこと。気になるのはラストレースとHPクルー紹介にあったので、インカレW2Xに出れば決勝メダルも期待できたが、W1Xに分かれての出漕になるのか。ロースーは市大、艇とブレードは府大を使用していますね。
U治川さん撮影







W2-
W2-の実力者、R命館大(S:K保選手3年、B:IK田選手4年)に完勝したのは、戸田から遠征したH橋大の対校W2-(S:K斐選手4年、B:I島選手4年)の4年ペア。
スタート、コンスタントとグイグイとR命館大と離し、7'53の好タイムで優勝。H橋大のインカレ対校はやはりW2-、スイープか?それとも女子漕手全員で今年もW4+結成で挑むのか。R命館大W4+との勝負は。俄然インカレも注目です。

ダイナミックかつパワフルに進めるW2-、H橋大の対校が浜寺のコースをトップで突き抜けた。
O東さん撮影






W4X
R命館大がいつもはW4+を組む主力4人を中心に今大会はW4X出漕、スカルも当然速いとばかりに圧勝しました。
2位は混成で出漕のS田漕艇クラブ、3位は対校を組んだK西大がメダルに輝きました。

R命館大はW4Xで関西制覇。S:M田選手3年、3:S木選手4年主将、2:N西選手2年、B:A南選手2年。
こちらもインカレはW4Xでいくのか、W4+でいくのか注目。(たぶんW4+だろうと思いますが・・・)
O東さん撮影







W4+
R谷大、K戸大、K都大の3艇レース。
予選の予備レースではR谷大に大きく水をあけられたK戸大。しかし決勝では1000mまでカンバス差リードを死守し、第3の勝負どころを決めて後半は逆に3艇身近くも離して嬉しい関選優勝。2018年にW4+種目が加わって以来、優勝はR谷大かR命館大だったので、ここに未経験のK戸大が優勝したのは大きな意味があります。タイムも7'30と素晴らしく、インカレに向け大きな自信と弾みになったでしょう。

優勝のK戸大。S:A田選手4年、3:T内選手2年、2:Y光選手4年、B:O塩選手4年、C:Y田選手4年という4回生中心の対校W4+。国立大で常にインカレ上位争いをするK戸大女子、今年も強いW4+を作ってきた。











M1X
男子のM1X、予選10組、59クルー出漕という盛況ぶり。
この激戦を制したのはなんと大学、R谷大のO村選手でした。予想では実績十分のN大出身、F井選手(K戸BC)とK村選手(N本製鉄)の2強で決まりかと思っていましたが、スタートから積極的に攻め抜いたO村選手、第2でのF井選手のアタックに耐えて第3、ラストも粘りきり、2艇身差で元代表の2強を封じ込めました。7'28のタイムも優秀、今のR谷大は選手が多そうなので、M1X、M2X、M4Xといずれの種目でも優勝候補に上がりそうです。もちろんM4+、M4-を中心にスイープ種目も強いですね。

M1X優勝したR谷大のO村S太郎選手、なんと1年生のルーキーだ。名門・滋賀県S田工業出身、高校から高い実力をつけていたとはいえ、いきなりこのレベルで優勝とは、新しいスター誕生の予感。
O東さん撮影






M2X
R命館大のK原選手、F田選手の2回生ダブルが得意のイーブンペースで後半グングン加速し、ラストは驚異のスパートでN本製鉄以下を寄せ付けず圧倒しての優勝!
全日本でLM2X準優勝に引き続き、この関選を完全制覇で、関西ナンバーワンM2Xの地位を不動にした感じ。この勢いで、R命館大に久しぶりに男子インカレタイトルをもたらしたいところでしょう。
2位のN本製鉄はレースプランがうまくいけば10秒差とここまで離されなかったというところでしょうか。
3位にはK西学院大Aが入り、4位H島大も含めて、今年にかける意気込みや勢いを感じさせます。
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R命館大M2Xは速いですね。間違いなくインカレ優勝候補という感じがします。しかしインカレでは多くの強豪ダブルが出てくると思われ、そのギリギリの戦いをいかに勝ち切るか。
U治川さん撮影







M2-
第2のコンスタントで一気に抜け出したY口合同ガス、一人旅かと思いきや、ラストで鋭く追い込んだD大AとN古屋大Aに迫られますが1艇身差までにおさえて優勝。全日本ではLM2Xで出漕されたお二人ですかね、関選ではM2-で見事優勝を果たしました。
D大Aは3年と2年のペアでしょうか、そしてN古屋大は修士2年目2人による院生ペアのようですね。こちらもぜひインカレに出てさらなる成長と、関選リベンジをかけてほしいです。

M2-、Y口合同ガス。社会人の意地を見せなんとか粘りきり優勝を勝ちとった。
U治川さん撮影




N古屋大は院生2年同士のペアで3位。S:T瀬選手、B:N田選手。ぜひインカレでも決勝メダルめざし活躍してほしい。
O東さん撮影







M4X
優勝したR谷大は今年はM4Xが対校でしょうか。この種目では負けられないといったところで、ライバルR命館大をはじめ、H島大、K畿大、K州大、D大を離して差をつけての優勝。
K畿大は着実に力をつけてきて、3位メダルまであと半艇身、惜しくも4位でした。

優勝のR谷大。S:O本選手4年、3:A山選手2年、2:N谷選手2年、B:N村選手2年という、主力を載せたメンバー。この勢いでインカレまで突っ走る!
U治川さん撮影







M4-
D大、G阜協立大、O阪公立大の3艇レース、D大が序盤から抜け出し圧勝。

M4-優勝、D大はS:F味選手2年、3:T永選手2年、2:K納選手2年、B:K垣選手4年という2回生中心の若いメンバー。
O東さん撮影






M4+
M4+はやはり対校を組む大学が多く、19クルーによる争いは熾烈となりました。
その中で、予選ではO阪公立大府立に2着と敗れたS賀大が、準決勝、決勝としっかり修正して優勝!予選では1500mまでリードしながらO阪公立大府立に差され、そして決勝ではその反省もあったはず、O阪公立大は後ろにいてやや伸びを欠きましたが、H橋大、K沢大、G阜協立大のスパートをしっかりとケアして最後の最後まで乱れることなく漕ぎきっての優勝。特に関東より遠征のH橋大には半艇身からカンバスまでの喉元まで迫られますが凌ぎきりました。
朝日レガッタM4+では3位となり、1974年以来のメダル獲得とのことだったそうですが、今回の関選優勝、何と1992年以来30年ぶりとなる優勝となりました。歴史的快挙で、昨年のW2-銅メダルに続いて、インカレでの大きな活躍に邁進します。

30年ぶりの優勝!関西の名門、S賀大が対校M4+で鮮やかに復活!
S:N田選手3年、3:S井選手3年、2:K藤選手4年主将、B:F野選手3年、C:U田選手2年。このメンバーで関西制覇を達成し、そしてインカレで全国制覇に向かう。
O東さん撮影




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3位にはK沢大が入り、今年も速いM4+を仕上げてきている。M井コーチが今シーズンも継続ということで、北陸の雄が関西、そして戸田でも存在感を発揮する。
O東さん撮影









M8+
対校エイトの意地がぶつかる、関選のトリもやっぱりM8+種目。
関西の8大学のエイト、そして東海よりN古屋大、さらに関東からH橋大と、対校エイトが10クルー集いました。
決勝はスタートの強さでK都大が頭一つ抜け出すも、コンスタントでD大、R谷大、H橋大が半艇身ほどで一団。4艇のエイト、第3で仕掛けたのはD大とH橋大。K都大より前に出ると、ラストはこの2艇による激しい競り合い、昨年の決勝では位置が逆でしたが、先に出たD大がH橋大とのスパート勝負を制し、関西選手権2連覇となる栄冠を手にしました。
しかしどのエイトも持てる力を発揮し、素晴らしい決勝となったようです。

D大が昨年に続いての関西選手権M8+2連覇!
S:O本選手4年主将、7:K森選手4年、6:F篠選手3年、5:O合選手4年、4:T藤選手4年、3:A陵選手2年、2:I本選手4年、B:S村選手2年、C:U山選手4年
今年こそインカレでは決勝、そしてメダルさらにその上と狙う戦力は十分。
O東さん撮影



H橋大、K都大も対校エイトで臨み、R谷大、O阪大、K戸大も含めインカレに向けてまだまだどこまでも速くなります。
この夏、暑い熱い季節を乗り切り、9月のインカレにすべてをかけるボートの夏が、いま始まります。








以上、2回に分けてお送りした週末の大会振り返り記事、いかがだったでしょうか。
写真を使わせていただいた皆様、ありがとうございました。

そして、今週末には7/8~10にワールドカップ第3戦がルツェルンで、そして国内では7/9~10で関東ブロック予選(海の森)などイベント目白押し!学内レガッタをやるT工大やR大、これも大きなイベントですね!
さらには、戸田では関西選手権に対応するような東日本選手権2000mレースが、7/23~24におこなわれます。こちらは第70回大会とのことです。2019年の第69回大会以来、3年ぶりの実施となりますね。

今週末もRowingの感動を!
夏はさらに本番をむかえ、艇が加速し躍動します!





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週末大会に参加された皆様、たいへんな猛暑の中お疲れ様でした!!お疲れサマー!!っていうのがありますよね。夏です。
前回記事は大会前夜(しかも深夜3時頃)の更新となってしまい、この記事見てくれる選手の方たちいるのかなと思いながらも、社会人選手権と関西選手権の簡単な見どころについてふれました。
レビュー記事はいいかなと正直思っていましたが、某関係者の方より一夜明けてまたまた素晴らしい写真をいただいたので、これは書かねばということで書かせていただきます!
関東では某関係者さんの写真、そして関西ではお二人の素晴らしい写真を撮ってくださる方。このご三方の撮影による写真を中心に、また多くの皆様のRowing写真を使わせていただきます。

写真はボートの魅力、選手の魅力を鮮やかに映し出してくれます。
Rowing写真愛好家の方々のたくさんの作品がまた多くのボートファンに愛され、そしてまたこうした写真によってSNS交流も活発になっていますのでたくさんのボートファンの交流にもつながることと思います。
写真、動画、中継などさまざまな楽しみ方で、大会中はもちろん、大会後もRowingを楽しんでいきましょう。

あと、昨週末は海外でもヘンリーレガッタがありました。そして、関東の社会人、関西の関西選手権だけでなく、北海道でもH海道大とT北大の定期戦がありました。皆それぞれに大きなRowing経験となったようです。ボートシーズン真っ盛りであります!






全日本社会人選手権 (7/2~3 戸田2000m)

※某関係者さんによる写真は大会2日目のみ撮影ですので、1日目のいくつかは写真がありません


1日目

M1X
激しい予選を突破し、迎えた決勝ではやはり代表経験豊富な○TTのT山選手が頭一つ抜け出し2番手以下の混戦を尻目に終始トップを譲らず社会人1年目にして社会人選手権初優勝!
2位にはMY生命のオープン主軸・K保選手と、軽量級の星・S賀レイクスターズO田選手のデッドヒートが最後までもつれるがわずかにK保選手に軍配が上がる。

決勝のスタート前か。この猛暑の中、ボートホルダーもたいへんなのですが、今の戸田コースはステッキボートでなくポンツーン(浮き桟橋)が発艇台となっていますね。
○TT東日本Twitterより写真掲載させていただきました





W1X
予選を好タイムで通過した同世代ライバル、K谷選手(Iリスオーヤマ)とS方選手(Y進堂)が決勝でも火花散るマッチレース。しかし得意の後半で突き放したK谷選手が最後には6秒差つけて社会人選手権初優勝。K谷選手、先週はオランダの国際レガッタで3位入賞を果たしていたはず。ハードスケジュールですね!
そして何と3位には現在S田ロー所属ということでプロボート選手(?)になっているというY領選手が入り、メダル獲得はすごい!

シーズン初めよりも調子を上げてきたK谷選手、ラストの強さを見せて優勝!


現代表、元代表が揃ってお互いをたたえ合う。それぞれのチーム、それぞれの舞台で高みをめざし互いの存在を励みに。
某選手の方より写真を頂きました





M2X
スタート飛び出そうとしたMY生命に、I治造船AのO智選手・K村R暉選手が競りかけ第3での勝負どころを制したI治造船がそのまま押し切って優勝。

写真中央が優勝のI治造船Aクルー。
I治造船ブログより掲載させていただきました。


注目は、MY生命、I治造船、T田中、K視庁の伝統チームの中で3位メダルに輝いたT陽工業。ストロークのU田選手はS台大出身、2019インカレM4X優勝などがあり、バウのT塚選手はH政大で活躍。お二人ともボートの強豪O谷南高の出身、地元長野県の精密加工業の企業であるT陽工業に今年入社した2人はボート部を創部とのこと、諏訪湖レガッタで優勝しデビュー戦を飾り、この社会人選手権でいきなりのメダル。今後注目の新興チームです。


長野県・諏訪湖をホームに、平均身長168cmのM2Xが戸田のレースで大きな存在感を見せて堂々の3位メダル。写真は諏訪湖レガッタ優勝時。全国の多様な社会人クルーが活躍するのも、社会人選手権の魅力のひとつですね!
T陽工業HPより写真転載させていただきました





W2X
T田中がスタートから快調に飛ばし、スピードに乗って優勝!MY生命、C電の全日本女王2クルーに影も踏ませぬ横綱相撲はお見事!○TT、K電の強豪にも勝ちました。
クラファンで購入した新艇に優勝のタイトルをもたらし、バウのW邊選手も自身初の全日本級優勝とのことで嬉しいタイトルとなりました。

T田中央総合病院RCのK島選手とW邊選手。このお二人、全日本、社会人と着実に成長し、スピードを出し続ける技術が上がっている。
T田中FBより掲載させていただきました





M2-
激戦のM2-、決勝では○TT、T田中、T紡織と強豪社会人のプライドをかけたハイレベルな戦いとなりますが、MY生命が栄冠を手にしました。
MY生命BクルーのH本選手、I政選手が、どのクルーも間近に接近した中で特に序盤はT田中、後半はT紡織の攻めを受けつつも高いレートで最後まで落とさず主導権を握ったまま優勝。
代表選考では海の森のラフコンの中で沈をしてしまうというアクシデントがあったそうですが、その悔しさを乗り越えて6'48という好タイムで駆け抜けました。MY生命の若き主軸へと成長していきそうな入社1、2年目の若手コンビ。注目です!

R大の同期コンビ、H本選手とI政選手のM2-はコンスタントの強みを生かし並み居るトップクルーをおさえ優勝。大学1年の頃の2人のペアを見たことがあります。この2人はM2-でもインカレ優勝できる逸材と当時思いましたが、まさか社会人選手権を優勝するとは夢にも思いませんでした。この勢いで今度は代表、そして世界へ!
某選手の方より写真を頂きました








2日目

M1XBカテゴリー
社会人選手権のBカテゴリーには、本年および前年の強化指定選手は出漕できないという規定があります。Bカテゴリーの1000mとはいえ、1X決勝はなんと3'27の好タイム、Aカテゴリーでもおかしくないレベルを制したのはS川リフラクトリーズの実力ナンバーワン、M成選手。代表レベルのH名選手、S水選手に完勝してしまったのだからすごいレースです。
S川リフラクトリーズはエルゴの素晴らしい選手が多いのですが、M成選手は中でも6'20台のトップレベルですからね。今年は全日本には出漕していませんでしたが、また全日本決勝でS川リフラクトリーズの勇姿を見たいですね。
しかし朝7時ちょうどのレースとは、普段仕事をしている社会人にはなかなか大変ですね。

185cm80kg、ダイナミックかつパワフルなM成選手がM1XBを優勝。




M2XBカテゴリー
こちらもハイレベル、新顔のNEO RCが3'14のこれまた好タイムで優勝。
NEO RCのT島選手とT中選手、これはN大OBのお二人ですね。激しく競りかけたK視庁はT山国際大OBだと思います。ほかにもS玉県警、U崎RC、N和賀RCと多彩な出漕クルーでした。






W2XBカテゴリー
W2XのBカテゴリーでは、三重県のM重選抜、栃木県のWたらせRCが争いますが、先行力の差でつけたリードそのままにM重選抜が優勝。お互い国体クルーとしてブロック予選を勝ち抜いて本選での再レースを誓いたいところでしょう。

優勝のM重選抜、T内選手は福井県M方高出身、K藤選手はR谷大出身でトレーニングを重ねてきた。
昨年三重国体は残念ながらコロナで中止、今年の栃木国体で両クルーが再び戦うところを見たい。




M4+Bカテゴリー
こちらもAカテゴリーのM4-に出てもおかしくなかったK電が3'10でぶっちぎりの優勝。国体に向け照準を合わせているか。
2位K視庁、ストペアの2人が20分前のM2Xと同じK村選手とA井選手、まさか10分くらいですぐ戻ってM4+もレースしたのでしょうか!?
3位WたらせRC、地元開催の国体でなんとか上位争いしたい、S台大OBが中心の編成ですね。4位ALL諏訪、0.2秒差でS台大、いやWたらせRCに差し切られてしまいましたが長野県といえばALL諏訪チームですよね!5位S玉県警はこれからのクルーですね!

M4+B優勝のK電。これは、1000m地点をゴールにしたようですね。この20分後に2000mレースの決勝が連続します。




M1X(40歳以上)
この40歳以上のカテゴリーでは特別な強さを見せるG神選手が長年のライバルであるM岡選手、W辺選手に対して、そしてA井選手とも優位にレースを進めて連覇達成。前回、2連覇と申し上げてしまいましたが、2020年コロナで中止をはさむと何と社会人選手権のM1X(40歳以上)での6連覇達成です。2016年から6連覇です。
G神さん、私のひとつ下の代の方ですね。異色の経歴のボートマンなのですが、関西の兵庫県、K南大ご出身で現役時代はなんとマネージャー。その後4年間K南大のコーチをされ、今度は関東のI城大でコーチ。さらにH海道大のコーチもされ、その間に漕手としての活動もはじめ、マスターズの漕手として実力をつけていったという方です。色んなチームでのRowing経験があって、特に未経験チームの活動に関わられています。
元マネージャーがコーチをやって、OBになってから漕手として力をつけて全日本社会人を6連覇!?ものすごいボートマンですね。必ず8分のタイムは叩き出しているので、エルゴ推定6'50~55、日々トレーニングを継続しないと社会人ではこの体力と技術は維持できません。
全日本社会人では年齢別カテゴリーでS洋電機滋賀のT中さんがM1X50歳以上で2002~2009年に8連覇、M1X60歳以上でS田ローのA達さんが2008~2012年に5連覇など記録があります。他には他種目だと○TTがM4-で7連覇、M8+で今年7連覇達成など連覇記録があります。
G神さんはまだまだ40代でしょうから、今後も連覇記録を伸ばしていただきたいですね。

K門RCのG神選手、驚異の社会人6連覇!
異色の経歴とともに、いつも差をつけて勝つわけではなく接戦をものにする無類の勝負強さも発揮。昨年はM岡選手に1500m時点での5秒差(約3艇身)を大逆転するなど、勝負師という印象。
K門RCはもちろんI城大のOBにより結成された水戸市のチームだが、エンジョイローイングのクラブとしてここでボートを始めた会員もいるとのこと。





M1X(50歳以上)
こちらもすごい壮年ボートマン、T内選手(S川リフラクトリーズ)は今も現役。なんと7'51というタイムで大きく水をあけて優勝しました。S川リフラクトリーズのチームをずっと支えてきた方、1986年入社以来、全日本級大会でも数々の実績を積み上げています。
全日本選手権に出てもおかしくない、50代でM1X7'50というのは、こちらも推定でエルゴ6'45あたりを出しているはずですよ。
そういえば、今年も全日本に出漕されたT田D作選手は敗復で7'34を出しており、今年で49歳になるはずです。すごい50代が日本にはたくさんいらっしゃいますね!

素晴らしい力漕でT内選手が圧倒!S川リフラクトリーズ、2種目優勝で存在感をアピール。




M1X(60歳以上)
そしてOB漕手でブログ発信、超有名な「おやじスカラー」さん、T大淡青会のU家選手が貫禄の2連覇。
Pルテ会のK井選手の2連覇を破り、2連覇達成ということで60代王者の世代交代。さすがに40代、50代の頃からエルゴ記録やトレーニング量は年相応になっていらっしゃるようですが、ターゲットに決めた大会を確実にものにするプランニング、徹底力などはT大現役時代からM8+で全日本を勝ってきて今なお健在ですね。

U家選手、M1X40歳以上、50歳以上、60歳以上で全てで制覇。全ての年齢区分で社会人優勝という選手は他にも数名いる。







M4-
ここからは再びAカテゴリー。2日目は大艇種目が実施され、前日の小艇に続いてダブルエントリーの選手多数です。一発決勝ばかりなので暑い中でしたが選手の皆さん気力十分だったと思います。
M4-決勝はMY生命、T紡織、S賀スポーツ協会、Tレ滋賀という顔ぶれ。MY生命以外は、メンバーが多少違うクルーもあるとはいえ全日本M4+で鎬を削り4人乗りでの自信はあったはずですが、MY生命もM4-得意な選手ばかり、前後半変わらぬスピード、さらにはラストの強さもしっかり見せてテクニック、フィジカル、戦術で高いレベルを発揮することができたようです。6'08の好タイム、やはりM4-タイムはM4Xに迫りたい。

MY生命はS:H本選手、3:I政選手、2:K田選手、B:N田選手。
I政選手は大会ぎりぎりに投稿した前回のブログを見てくれていたそうで、「しっかり読んでいたので絶対に勝たなくてはという気持でM4-を漕ぎました!」との嬉しいコメントをいただきました(笑)。




今大会はR大出身者たちも大活躍でした。写真は1学年下の後輩が偉大な先輩にメダルをかけてあげるの図。
所属チームは違っても、上をめざしともに高め合う同志であり、社会人選手だからこそ分かり合う連帯や交流は何より大切でしょう。
バリバリの代表選手なのに、K谷選手のマネ感がすごい!?







M4X
M4Xは抜きつ抜かれつの大接戦。
全日本M4X優勝のI治造船はこちらのM4X種目のほうが重きを置いていたと思いますが、MY生命とT田中にリードを許し思うようなレースができず。大目標の全日本優勝してからの気持の難しさもあったでしょう。
MY生命はS:H谷選手、3:K保選手、2:K澤選手、B:S水選手。そしてT田中はS:T山選手、3:I藤選手は○TT、2:T野選手、B:N本選手という混成クルー。スタートは互角、第2ではT田中がリード、第3はMY生命リードというシーソーゲームの末に、ラストほぼ同時に飛び込むもカンバス差でMY生命が先着、優勝しました。タイムは6'05ということでこちらも国内最高峰レベル。まあ、I治造船が3位でしたからね。

MY生命M4X。懸命に歯を食いしばりラスト上げ続け、MY生命が4人乗りは2つとも制覇。MY生命男子チーム、次はエイトの勝利をめざしまずはオッ盾奪還に向けて弾みとなるか。




短期間の調整のはずだがT田中&○TTのM4Xは素晴らしい艇速を発揮した。




見事なROWOUT、惜しくも2位の同じくT田中。某Twitterでもこの写真見ました。それはこんなタフなレースをしたらこうなりますよね・・・。






W4X
W4Xでも混成、即席の「コラボクルー」が活躍!
T田中はS:K島選手(T田中)、3:Y領選手(S田ロー)、2:S方選手(Y進堂)、B:W邊選手(T田中)という混成で、素晴らしくかみ合いC電、Dソーのクォド強豪チームを置き去りにしていき優勝。T田中はW4X種目の優勝自体初めてですね。(出漕ももしかしたら初めて)
しかし、このメンバーなら速そうですね。若手3人は今たいへん伸びていて、Y領選手は代表の頃のトレーニングは維持できていないのではと思いますが、クルーを組めばさすがの経験値。1Xで3位って本当にすごいですね。
こういう化学反応、クルーを組んでめざす艇速を表現していく、これがRowingの楽しさの大きなところだと思うんですよね。

6'48と好タイムをマークしたT田中の混成W4X。後半落とさなければまだまだ速くなる!







M8+
そして最後もコラボクルー。○TT&T田中のエイトがC電を離す強い勝ち方で優勝。
今回混成ではありますが、○TTは全日本社会人7連覇と記録を伸ばしました。(全日本社会人の2000年以前の連覇記録についてはまだ調べたことはありません)
ほぼ落とすことなくラストも第1Qと同じ1'24でまとめたので、体力的には出し切れたようです。しかしまだまだポテンシャルはあるでしょう。
今後も日本のボートを強くするための試みを、トップチームほど率先していってほしいと思います。ライバルを同じRowingを愛する仲間として、発展に取り組むメンバーとして、そして世界に日本ボートの魅力や強さをアピールする同志として。
社会人クルーの、社会人チームの皆さんがともに高め合って、もっともっと強くなって上をめざし皆でRowing意識を高めましょう。

優勝した○TTは7連覇、しかし○TTとともにT田中チームが勝利と経験を分かち合う。
S:N溝選手(○TT)
7:S間選手(○TT)
6:K又選手(T田中)
5:U田選手(○TT)
4:N曽根選手(T田中)
3:U竹選手(T田中)
2:S々木選手(○TT)
B:K林選手(T田中)
C:S々野選手(○TT)











以上、全日本社会人選手権のもようを、全て通して見てまいりました。このブログでこんなに詳しく社会人選手権を見ていくのは初めてですね。
そして、関西選手権も同時にレビューしようと思いましたが、さすがにこれだけ長くなると今日は無理でした。
次回、書けたら書きます!?




6月という異例の梅雨明けは観測史上最速ということで、もう夏本番!のような40度近い酷暑が早くも続いています。カレンダーはもう7月!
というわけで、夏といえばもちろんボートシーズンですね!!



いやあ~、それにしてもこの暑さ。電力需給ひっぱくで節電呼びかけもありますが、私にとって7月初旬は猛暑のイメージがなぜかあるんですよね。
忘れもしない1997年7月4~6日、今からもう25年も前ですね。今の大学ボート選手の皆さん生まれていません。当時大学3年の私は1年指導をしつつの全日本軽量級選手権(戸田2000m)に学連の仕事で毎日水路やタイム計測に行っていました。昔話で恐縮ですが、暑かったんですよ、めちゃくちゃ!40度近い中、炎天下でボートの試合の手伝いを3日間していたので、よく憶えてるんですが皆真っ黒になってました。
この当時でも40度近かったなあと思い、ネットで調べましたら東京の最高気温が4日(金)34.4度、5日(土)37.7度、6日(日)35.8度でした。東京だからそうでもないですが、でも大会2日目の東京が37.7度はなかなかですよね。たぶん熊谷あたりなら40度超えてますね。
この軽量級、よく憶えているのはW大がW2X優勝したこと。当時3年のS山さん、そして1年のルーキーI本A希子さんのコンビで社会人に水をあける強い勝ち方。この年はシルバーのロースーでW大としては斬新なデザインだったんですが、このW2X、6月全日本では7'19という素晴らしいタイムで優勝、そして8月インカレも7'27で優勝して、当時としては貴重な全日本級大会三冠を獲ったんですね。インカレW1X優勝はやはりW大、最近まで代表コーチもされた当時3年Y田A子さんです。S山さんはC電に進み、I本さんはIリスオーヤマに進まれ、皆さん代表として長く活躍されたのはご存じのとおりです。

そんなわけで、7月初旬は40度近い気温はもう20年以上も前から日本ではよくあることですので、今年は梅雨が明けてはいますが、皆さん熱中症には気をつけて、バリバリボートを漕いでしっかり水分と栄養をとってレースでベストパフォーマンスしていきましょう!




ちなみに五輪4回出場のI本さん(すみません、最初の更新で五輪3回と書いてしまいました。正しくはシドニーからロンドンまで4大会連続出場なので五輪4回です。お詫びして訂正します)、このとき全日本級三冠を突き進む中で、全日本の翌週になる6月下旬にこの年初開催された学連主催、「関東大学新人ナックル選手権」にもなぜかW大1年クルーとしてナックル漕いでたんですよ!多くの戸田の大学生ボート未経験者が1年デビュー戦となるナックルのレースに、なぜかバリバリ経験者のI本さんが・・・。まあ、W大とKO大は経験者で固めていたので、当然のようにワンツーさらっていきましたね。私の出たR大も、R高経験者2人乗っていて、私も指導役としてCOXで出まして3位でした。下の写真はそのときの表彰式のようすです。

当時は「W大の1年クルーには170cmくらいの女子もナックル漕いでたよー」ということくらいしか知らず、そんなすごい選手だったとは思いませんでしたね、W大のI本選手については。先頭に立って後ろ振り向いているショートカットの女子がI本さんです。
優勝はKO大。ナックル500mで1'52というすごいタイムで優勝してました。それもそのはず、のちに185cm超で対校エイト大活躍のツインタワーの2人、K條選手・H選手が乗っていましたので。K條さんもMY生命に進み、全日本M8+優勝や日本代表で活躍されました。
2位W大、こちらもほぼ経験者。3位R大、このメンツの中でよく頑張りました。A、B2クルー出て私のCOXしたBクルーが3位でした。2つ後輩のM永君が、C電創始者のお孫さんということでしたが少しだけC電入ってからもボート漕ぎました。


3位R大、一番左が当時3年の私です。うーむ、20歳のときか・・・。











と、昔話はこれくらいで、暑い中ですが、ボート大会目白押しというこの週末。


海外ではヘンリーレガッタが大詰め、6/28~7/3の日程です。
https://www.hrr.co.uk/

Henley Royal Regatta Youtube動画より


関西では関西選手権、そして関東の戸田では全日本社会人選手権がそれぞれ開催されます。
大きな2000mレース、日程が東西でかぶりましたね。
それもあって、関西選手権では例年だと社会人が活躍することも多いですが今年はかなり社会人選手権に出漕してきて、関西選手権は大学勢中心の出漕となっています。

社会人選手権では、レベルの高いレースが多く見られるでしょう。
代表選手はフランス合宿中で不在ですが、各チームが色んな種目でダブルエントリーも多いので多彩な編成で、ガチンコ対決でもありますがさながら祭典、プロ野球のオールスター戦のようなイメージもあるかもしれません。混成クルーがいくつか見られるからですね。また、小艇はかなり複数クルー出漕のチームもあります。



全日本社会人(7/2~3 戸田2000m)
M1X
T山選手(○TT)がやや優位か、しかし全日本M1Xで活躍したO田選手(S賀レイクスターズ)、O田選手(T自動車)ほか、他種目で躍進の選手も多くハイレベル。

M1X40才以上、50才以上、60才以上
40代では、G神(Gokoh)選手が2連覇なるか、しかしM岡選手、A井選手など実力は伯仲。
50代では、T内選手が圧倒するか。
60代では、U家選手が地力の高さで2連覇達成に邁進。K井選手、M良選手にも注目だが、社会人で初めて全日本エイト優勝したときのストローク、TレのレジェンドA達選手の漕ぎにも注目だ。

M2X
全日本M4X優勝のI治造船A、Bと、T田中、MY生命、K視庁は実力接近の接戦か。初出場のT陽工業に期待。

M2-
トップチーム主力による争いが激しく、このM2-は注目。
MY生命A、Bは代表選考の悔しさをぶつけてのワンツーもあるか。しかし全日本M4-優勝のT田中A、Bと全日本M4+優勝のT紡織A、Bがそれを阻止すべく立ちはだかる。○TTもA、Bでこちらのほうが上を行くか。C電、Tレ、S賀スポーツ協会とスイープ技術の頂点を争う決戦となりそう。

M4-
個人的にはMY生命のR大出身者3人、H本選手、I政選手、N田選手がM4-で見られるこのクルーはとても楽しみ。そこに実力1、2を争うK田選手が乗る。
そこに準トップクルーと言えるT紡織、Tレ、S賀スポーツ協会が激しく競りかけ最後までもつれる展開になるかもしれない。

M4X
全日本M4X優勝のI治造船が、MY生命、T田中&○TTと勝負する。
MY生命は今回スカルチームの精鋭、そしてT田中はN本選手とT野選手が、○TTのT山選手、I藤選手と組む混成だ。

M8+
新生C電トップクルーとしてエイト参戦、そのC電は○TTとT田中混成エイトに挑む。
○TTは、N溝選手、S間選手、K又選手の大型オープン選手を前に集めてきた。そしてU田選手、N曽根選手、U竹選手を真ん中に、S々木選手、バウは経験豊富なK林選手。そしてこの個性派エイトを統率するのがS々野選手。
C電の技術力と統一がまさるか、○TTのパワーと爆発力がまさるか。



W1X
社会人の強豪が揃う。
Dソーの三人と、同世代ライバルK谷選手とS方選手の対決などみどころ満載。K電のS水選手は1Xのほうはさらに進化しているか。

W2X
これは激戦の予感。
全日本W2X準優勝のT田中は速いと思うが、これに待ったをかけそうなのがMY生命のT屋選手とT本選手の全日本W4X優勝コンビ。○TTはK原選手とM嶋選手の新人コンビ。K電も若手コンビ。積極的に3クルー出漕したC電、やはり全日本LW2X優勝のK元選手とN瀬選手のダブルが優勝争いに加わりたい。

W4X
Dソー、T田中、C電の三つ巴。
Dソーがやや有利かとも思われるが、C電もトップクルーと言えるのでチャンスあり。そしてT田中は混成、K島選手とW邊選手になんとS方選手、そしてY領選手が乗るという異色のクォド、かみ合えば一気に行く期待も。









関西選手権(7/2~3 大阪府立漕艇センター2000m)
おもな種目に限定させていただきます。時間がなく全種目ふれられなくて、すみません。

M1X
K州大やT取大、K川大、M山大などコロナ禍を乗り越え多くの大学が参戦、T京海洋大も戸田から遠征。
実力ではF井選手(K戸BC)やK村選手(N本製鉄)などがトップ争いだろうが、学生の果敢なチャレンジも見たい。
その中で、K都大医学部N村選手やS田ローのY口選手など元気に参戦、上位をうかがう。

M2X
N本製鉄はいつもの強い2人だろうか。社会人選手権でなく関西選手権に出てくるようだ。
R命館大、R谷大の強さが楽しみで、インカレを占う戦いになりそうだ。未経験大も、ブレイクするダブルの出現に期待。

M4X
クォド強豪の関西私立ビッグ3、D大、R命館大、R谷大の優勝争いになるだろうが、H島大、K畿大、G阜大、K州大の力漕にも注目したい。

M4+
K州大は部員がかなり増えたようす、M4+にもエントリー。
近畿のチームはインカレ対校M4+も多そうだし、K本大、K沢大、N古屋大、N古屋工業大、G阜協立大、T取大など近畿以外のM4+も応援したい。その中で、戸田からH橋大の名前もあり。D大、R谷大らと優勝争いまでいけるか。

M8+
男子エイトはどの大学も優勝めざしてくる。ここにもH橋大、これはやはり対校エイトをぶつけて、本気で関選を獲りに来たと見られる。昨年はコンマ差でD大に差され優勝を逃し関選は準優勝。今シーズンTS戦ではT大に14年ぶりに連覇を止められ、インカレに再起をかけるH橋大の対校エイト、注目だ。
しかし関西勢も関東の遠征クルーに負けてはいられない。迎え撃つ筆頭はやはりD大の対校エイト。インカレに向けて同じエイトで行くかは分からないが、今年もH橋大に勝って連覇を果たしたいところだろう。R谷大はまとまれば個々の力は当然強い。
そしてやはりエイトにかけてくる国立大。O阪大、K都大、K戸大、O阪公立大市立、O阪公立大、N古屋大といずれも対校エイトだろう。この中でもO阪大とK都大は昨シーズンからM2-やM4-で活躍してきた主力を乗せ、エイト優勝・関西制覇を獲りに来ている。どの大学もプライドをかけた激しい戦いになりそうだ。



W2X
九州、四国も参戦クルーあり。F岡女子大、F岡教育大。M山大など。T取大、O山大もいる。
そして関東からも、T京海洋大、H橋大。
この中では、R命館大とR谷大がやはり有力と思われるが、個人的にはO阪公立大による府立と市立のW2Xに期待。このお二人は速いと思う。

W2-
女子ペア、注目でしょう。
R命館大とおそらく対校のH橋大、そして昨年インカレ3位のS賀大が参戦。S賀大教育学部、K西大も揃っての5クルーだが、ここはR命館大とH橋大の熾烈なマッチレースを予想。

W4X
R命館大はW4+出さずにW4Xに出漕ということで本命。このほかほとんど対校クルーだろう。R命館大にK西大が競っていけば面白くなると思う。R谷大、S田ローも強力だろう。

W4+
K戸大、R谷大、K都大の一発決勝。インカレ決勝のためにはまず関選優勝が必要不可欠か。激しい決勝となるだろう。






というわけで、暑い7月に熱いレースが展開され、週末もヒートアップのボート界、日本も東西で盛り上がりそうです。
世界でも、ワールドカップ第2戦の振り返りのような記事も書きたかったのですが、タイミングを逃してしまいました。日本は今年必ず世界選手権でやってくれますよ。ルツェルンの第3戦ではさらに切れを増した、攻めのRowingを代表の皆さんには期待しています。ポイントはやはりキャッチと体重の乗せですね。

熱きRowing魂が夏を燃やし尽くします!!






前回は大学生男子を見てきました。


今回は引き続き昨年(2016年の過去記事のため、2014年シーズンの記録です)の記録から、今度は高校生男子のエルゴ記録を見てみましょう。16~18歳では体重区分がありませんが、参加合計1532人の高校生男子選手がいる中で7'00を切っている選手は121人だけ。割合は大学の38%よりずっと少なく、重量級も全部含みますので、全体の実に1割に満たない狭き門です。

といっても、これもこういう統計にありがちなところで、以前から言うように高1、高2の記録がほとんどです。高1で早くも7分切れる漕手は本当にごく限られた素質の漕手でしょうし、高2くらいでもまだまだエルゴ2000mの記録は安定しなかったりするはずです。それから、高校生の部活ですから大学生で全員合宿に近い雰囲気や練習量でもありませんので、意識の差は激しいでしょう。高校生は成長期の真っ只中で、身体がまだまだできておらず多くは細いですからね。しかし高校トップレベルは皆大学と遜色ない、かなり鍛えられた身体をしています。

大体7'20を切れば真ん中より上、というのが高校全体のレベルのようですが、全国上位に行くには7'00をできれば切りたい、最低7分ひとケタくらいのめやすがあるでしょう。都道府県のレベル差も大きいので地域で基準も大きく異なるはずですね。やはり強豪高校は大学並みのとんでもない練習量を課しているでしょうから、上位がみな6分台みたいな、記録の平均がハイレベルな高校は練習への意識も普通のチームとは全然違うと思います。



続いて女子です。

〈19~29歳 女子軽量級(61.5kg以下)〉で8'00を切った大学生は188人中55人。〈19~29歳 女子重量級〉で8'00を切った大学生は45人中32人。大学女子全体では233人中87人が8'00を切っています。
ここから見て、女子で8分切れる大学生漕手は半数に満たない割合になります。

高校生女子の記録では、8'00切りは参加合計661人中76人。1割は超えているものの、やはり高校生にとってはかなり上位レベルという水準になります。8'20を切れる選手は212人で全体の3割ほどで、全国出場にはできればここは早めにクリアしたいものです。


私は個人的に日本の男女のタイム差は50秒だと考えていて、男子の7'00は女子の7'50に相当するとみなしています。世界では40秒差くらいまで接近する場合があります。ただ、エルゴ記録の分布は、男子の7分と女子の8分がちょうど同じくらいの水準になっている現状がありますね。

こういう全体の記録分布を見ますと、全日本はともかく、インカレで男子7'00以内、女子8'00以内を完全に参加資格にしてしまうのはどうかなと個人的には疑問に思います。けっこう、出られる大学が減ってしまいます。インカレの参加クルー数が増えてスケジュール上の運営が大変だったり支障が出るケースがあるのは分かるのですが。
ちなみに、いま現在インカレは「公式エルゴ記録を男子7'00、女子8'00をめやすに参加申込すること」ということで、義務ではありません。あくまで参加のめやすの記録ということです。
もちろん、全体でレベルアップして男子全員が7'00、女子全員が8'00を切ってほしいのは私としても願っています。しかし、大学ボートの現状はこういう記録分布になっていますね。
※2016年1月記事ではこのように書いていましたが、2016年9月のインカレから1X、2X、2-、2+については男子7分、女子8分のエルゴクリアが義務づけられました。フォアやクォド以上は義務ではなくめやすです。
それから、2017年インカレからは男子6分55秒に上がり、女子は8分のまま小艇種目はクリア義務、大艇はめやすとして現在に至っています。
2020年全日本ではさらに男子6分40秒、女子7分50秒とかなり高い基準が設けられています。(インカレと同じく小艇はクリアが義務、大艇はめやす)

以上のことから、全日本級大会でもエルゴは重要視されているという現状です。





エルゴがなかなか回らない人へ。

女子のエルゴについても、色々な選手の記録やトレーニングをこれまで見てきましたが、男子以上に出力できるパワーが個々に大きな差があり、強い力を出せない選手がかなりいます。男子のエルゴが回らない選手も同様なのですが、「力を出す」というトレーニングの徹底が必要です。インカレ上位になりたい人で、大学1年の終わり、3月までに8'30を切れない女子は要注意です。男子の7'30なども同じことがいえます。
このままの伸びでは上位は難しく、1年目にこれくらいでも4年までにインカレ上位をめざしたいなら、2年目か3年目に女子なら必ず8分切り、男子は7分切りの目標を掲げてほしいですね。大幅に伸びるタイミングが必ずやってきます。ひとケタに達すればもう射程圏内です。基本的には1に体重(筋量)、2に体力、3に技術。しかし最も大事なのは意識変革。
(それ以下の記録の大学生については、とにかくまず練習量と食事量を格段に増やしてください。男子60kg以下、女子50kg以下だと思われるので、もっと身体の大きさがほしいですし、練習の負荷と量が不足しているはずです)

また、力を出せないフォームになっていたりしています。いつかも言いましたが、フォームは単なる見た目ではなく意識と感覚の産物であり、また動きとしての漕姿です。
シートに座って腰が立ち脚の力と体重が使えていない、フォワードで後ろから体重を脚に乗せて両肩を前に伸ばすということができていない、腕・肩・脚を力んでいるだけ、上体をのめっているだけ、「体力」だけのせいにしてエルゴで数字が出る回し方をそもそも試行錯誤していない、その他フォームに関してだけでもたくさん課題があるはずです。

重さをかけてフライホイールを回す、その回転数や回転速度でエルゴでの距離が算出されます。一本のホイール回転数によってラップ表示が出ます。うまく回すには身体の重さを乗せてドライブで飛ばすようにする。股関節から脚に乗せてきた体重を使って、体幹をおもりのごとくハンドル(=エルゴの中のホイール)にぶらさがって長く飛ばしましょう。ハンドル以上に、ストレッチャーに体重が乗った状態で。

上体に頼っても数値は出せますが、しかし明らかに脚が使えた方が効率はいいし何より乗艇に生かせます。脚の筋出力で体重がストレッチャーに乗り続けるように、それが体幹を通じてハンドルに乗るように。基本は脚の曲げ伸ばし感覚を大事にしてください。膝関節ではありません、股関節からの伸展です。
回らない人は、変に足首、すね、ひざ、こういうところを無駄に力んでしまい、また下半身と上体の動きが分断しており、上体は上体で腕、肩、グリップ回りの指などが力んだりしがちです。こんなところは意識は無です。グリップに対して力んだら絶対にいい数値は出ません。腕と肩を張って固めたら体重が生きません。ボートだけではないですが、つながるときだけ受動的に使われる筋肉がほとんどなのです。自分の意識でつなげるのではありません。勝手につながります。脚回りの大きな筋が出力した際に使われるだけです。

身体の末端部は意識から度外視して(センサーとして感じることはする)、脚と体重感覚を大事にコントロールしてください。脚はももや股関節回りを意識的に操作して、膝周りは完全に力を抜いてラクに動くようにします。股関節から動くので、その先の脚や腕は道具なのです。出力する主役の部位ではありません。脱力して使われる部位です。



エルゴをもっと回したい方は、研究を重ねることをおすすめします。こういう動画でヒントを得てもいいと思います。
頭で考えないで、力強さを感じてイメージを表現してみてください。


エルゴ動画をいくつか集めました。 (その他、たくさんあると思うので技術的に良い動画を探してみてください)
ハイレートが多くなってしまいました。低レートでじっくり強く漕ぐフォームもあると良かったですが。

C.R.A.S.H. B
https://www.youtube.com/watch?v=y7nsGfhLA7g

U選手
https://www.youtube.com/watch?v=zH40J_q2chc

近畿大会エリートクラス(T田選手 右下)
https://www.youtube.com/watch?v=G7UYrkKlUFw

Kiwi Pair(音がうるさいです)
https://www.youtube.com/watch?v=IOVmIrWZdWA

同じくハミッシュ・ボンド
https://www.youtube.com/watch?v=3pTUHd1iF1Q

ジェレミー・アズー フランス軽量級レコード達成時
(一番手前。このとき6'02"9、現在5'57"5の記録保持。彼はややエルゴ仕様の漕ぎですね)
https://www.youtube.com/watch?v=56APWoAiwL4

ウルスラ・グロブラー 女子軽量級世界レコード達成時
(手前から4人目の真ん中。白っぽいTシャツと黒地に赤白ラインのスパッツの選手のよう、6'54"7。出ている選手皆力強く、女子に欲しいパワフルさ。男子にも、キャッチの体重の乗せ方はとても参考にしやすいおすすめのフォーム、動き。手前隣の黒いロースー、紫ヘアバンドの選手ともども、シートなどに力が逃げず全て伝える技術の高さが、真ん中2人は際立っています)
近正 LP-450 トゥッカーノ倍力ロッパープロ替刃式





基本は、今よりエルゴがどんどん伸びるようにしていきます。力が出せる漕姿を追求し、身体の性能をフィジカルでもテクニックでもメンタルでも高めていきます。
それでもエルゴがどうしても回らないときは、乗艇の技術でカバーです。

かつて、私のコーチ経験ではエルゴがそこまで回らなくても乗艇でテクニックや水中など色々な工夫をしてインカレで結果が出せたことがあります。

例えば、2002年のインカレM4-優勝の際は、エルゴ自己ベストが6'29、6'44、7'05、6'54という並びでした。
2番に64kgに届くかどうかの細身の選手がいてエルゴは7'05が最高でしたが、紛れもなく優勝メンバーです。彼は高いテクニックを持っていました。このクルーは全員4年生で技術イメージや相性が合っており、艇を進めるイメージはかなり揃っていて練習では優勝にふさわしいタイムを出していたという前提がありましたし、決勝は最高の展開で決めることができたので、7分切っていなくても優勝はできるんだということが言いたいわけではありません。冬のエルゴよりも夏のトレーニングとレース効果で最大5秒くらいは伸びているものでしょうし、そもそもエルゴより乗艇やレースの方が力が出せるタイプの選手もなかにはいます。逆もいます。
今はインカレのレベルが当時よりずっと高くなっているので、このエルゴで今は当然勝てないでしょう。今だったらストペア2人に10秒、バウペア2人に最低20秒短縮を要求したいですね(笑)。
2015年のインカレM4-優勝クルーは、エルゴに大きな差はなく平均が6'30に近かったです。
当然、エルゴを重視しますが、エルゴが回らなくても他に回る選手がメンバーにいてクルーとして進めていれば補うこともできるということです。大事なのはクルーとしての艇速です。

また、2009年にはやはりインカレM4-で7位でしたが、エルゴの当時のベストは平均が6'55にも届かなかったと思います。細身のリーダーが7'10をずっと切れず苦労して、4年生の最後のシーズンで7'03のベストを出しました。私の記憶では7'07だったのですが本人は7'03と言っておりましたので自己申告を採用したいです(笑)。ストペア2人がこのシーズンは6'51と54くらいだったと思います。
他チームでもエルゴがいいわけではなかったが素晴らしい結果を収めた例はたくさんあると思います。


ただし今は当時よりも各種目でインカレのレベルアップが著しいので、エルゴが足りないとなかなか結果が出せなくなっていると感じています。
追記:2016年全日本M4-優勝したR大クルーはさらにエルゴが伸びて、ストロークから6'31、6'18、6'19、6'29という数字で、平均6'24に達していました。ひたすらエルゴにこだわったことでコンスタントに絶対の自信を持つことができたクルーでした。このくらいになると学生でも種目によっては全日本優勝に手が届くということです。

2020年インカレM4-優勝したR大はこちらもエルゴが回るクルーで、ストローク6'14、3番6'26、2番6'33、バウ6'35あたりがベストスコアだったかと思います。こちらもエルゴが自信の裏付けとなり、コンスタントを武器とすることができました。
インカレは予選のほうが良い内容でしたが、決勝はスタートミスしながらもコンスタントで挽回し後半に逆転することができました。


しかし、エルゴが全てを決めるわけではないし、冬場のエルゴ以上に夏場のトレーニングと仕上げ方で逆転が可能であります。何だかんだ、インカレでは夏に仕上げるのがうまい大学が活躍する印象を昔から持っています。
男子7分以内、女子8分以内が出漕資格になるとこうした選手が最後まで出漕できなくなってしまうので、エルゴが若干足りなくてもインカレ出漕できるままでいてほしいとは思っています。

大学ボート全体を見てみると、エルゴは中間層の記録が少しずつ上がっていて、それがインカレのレベル向上になっていると最近の記事でも申し上げました。
それでも、私が大学から始めた選手に必ず言う言葉が、「インカレ順位決定なら誰でも行けるよ。正しいトレーニングをしっかり行えば、素質は問題ではない。インカレ決勝は素質が影響してくるが、その素質も体格面より精神面がより大事」

要するに、本気になれば男子7分女子8分は誰でも切れるし、誰でもインカレ最終日に進めるポテンシャルがあるということです。
いや、これも私の壁かもしれなくて、「誰でも男子6'40切れる、女子7'30切れる、誰でもインカレ優勝できるよ」と言えるようになりたいですね。
そのためには何度も言いますが、トレーニングと意識が重要だということです。






さて、色々な記録や例を見てきました。エルゴ記録にもレベルがさまざまだということです。
そうして見るときに、「7分の壁、8分の壁」というものは、実のところ「意識の壁」なのだと結論づけることができるかもしれません。
自分のチームでも時代によって変わるものだし、日本のナショナルチームでは「6分10秒の壁、7分の壁」と言われているかもしれないですよね。女子は7分を破っているので、男子はここを高い目標で破っていただきたいです。
※この記事を書いた2016年以降、エルゴ記録は一気に伸び始め、2021年現在、すでに男子は5分台に足を踏み入れましたね!
そのように、もう少し高いところに目線を上げて目標を高めれば、今までの壁は消えてもう少し高いところに設定できるかもしれない。

面白いと思います。あるチームでは、部員全員が男子7分、女子8分切っている。あるチームでは、部員の中で1人も男子7分、女子8分が切れない。元々の最初の素質を見ると、どちらの部員も大差があるように見えない。こういうのが意識の差、チームの差なのだと。人の意識や常識が、可能と不可能を決めているのだと。
こういう意識と可能であるレベルが高まって、当然のレベルが上がっていき、日本でも「トップ選手で男子6分切れるの当たり前、女子6分40切れるの当たり前」という国になっていったらと思います。



トップ選手、上位レベル、ビギナーや初心者、ファン層、などどんなレベルの方でもそうですが、常にトップの動向や考え方に関心を持っていただきたいと思います。その上で、どのレベルでもトップになりたいと思えばそこがスタートであり、意識改革とトレーニング改革に努めること。
そして、その意識を変えるためには知識や情報、人材を得ることですね。人材とはコーチや他チームの知人、自分よりボートを知る人だったり、さまざまですね。意識レベルを高めてくれる世界に接することです。

そしてそれと同時に、自分のレベルが絶対とみなさず、特に自分より数値目標が低い人を見下してはいけない。それはいつも言う弱い心です。自分はいつも謙虚に、上を目指せばいい。あらゆるレベルで競技に関わる1人1人を尊重してほしいです。トップ選手や上位クラスの人こそ、初心者やファンなど、多くの人のことを大事にしてほしいですね。自分にとっての大事な目標は、それぞれ人の数だけ存在します。

同じチームの仲間であったならば、高い目標を共有する工夫やはたらきかけをします。目標や基準値というのは、限りなく高いレベルまで設定することが可能です。クリアしたら、また次はもう少し高くにハードルを設定すればいい。そのそれぞれの目標やボートに求める目的などを、ぜひとも尊重しながらも、ともにめざす場所が1つになれたら素晴らしいですね。全員で壁を越えていきたいのです。
こちらも2016年1月の過去記事です!
エルゴは大学、高校、そして世界で戦う代表にいたるまで本当に重要です。
しっかりと優勝やめざす目標となるエルゴスコアに向き合いその「基準」をクリアした選手が目標達成にたどり着きます。
「エルゴ」と、「艇速」という2つのタイム基準という数字。
世界なら、世界の基準をクリアした選手が結果を出せるのです。インカレなら、インカレの基準をクリアして結果を出してください。

以下の記事はしかし、トップレベルのための内容というより標準レベルのための内容となっています。







大学ボートでいえば、2000mエルゴにおいて男子の場合やはりまず7分が一つの壁で、女子は8分。これはかなり日本で一般的に言われているスコア基準だと思います。もちろん強いチームだとこうしたタイム基準は順次高くなりますが、普通のチームではまずこれを切ろうという最初の目標として挙げられやすいです。
(私はあまり壁とみなさず、選手個々のポテンシャルから具体的な数値目標を提示することが多いです。一般的な見方に対する話題です)
日本のボートではこのタイムがなかなか切れない選手は半数以上いるのです。

というわけで、今回のテーマというのはいつもトップレベルについて話題にしがちなこのブログ、前回に続いて平均レベルについてのお話となります。平均レベルの選手というのは当然ボート界で最も多いボリュームゾーンであります。やっぱり大多数の選手たちが元気でボートを楽しんでいないとボート界全体が元気になりません。

こうした中間レベルの選手層は、もちろんいずれトップレベルに到達することをめざしてトップレベルの情報にも関心があるものですが、今より少しでもボートがうまくなりたい、レベルアップしたいと考えています。どうやったら上のクルーに乗れるか、どうやったらキャッチが早く入るか、課題はさまざま。当たり前ですがどのレベルにあっても、今より向上したいというのは等しく考えているものです。
こうした大多数の選手の成長にもっともっと役に立てたらなと思いますね。




今年のマシンローイング大会ではぎりぎりまだ全ての記録が出揃っていませんので、今回は昨年2015年(年度では2014年、平成26年度の第27回)の記録から内容を見てみます。

〈19~29歳 男子軽量級(75kg以下)〉で7'00を切った選手は711人中240人。この中では現役・引退後を含む社会人ボートマンも若干入っています。大学生軽量級に限ってみると、653人中201人が7'00を切っています。「え?7分切った大学生は3分の1にも満たないの?」と意外に思う方も多いのではないかと思いますが、軽量級です。
しかしこの全体の653人というのは色々だと思います。この中の下位の記録ではなかなか練習量がとれないであろう医科学生、中には飛び入り参加のCOXや男子マネージャー、院生などもいます。だいたい漕手の記録として600人中200人が7'00切りというところだと思います。実に大学生で軽量級漕手の3分の2近くが7'00を切れないということになります。
19~29歳 男子重量級。さすがに75kg以上のこちらは全体170人中132人が7'00を切っています。大学生に限ると126人中98人が7'00切り。これは多いですから、重量級の7'00切りは必達といえるでしょう。

昨年の大会記録でいくと軽量級も重量級も含めた男子の大学生全体では、779人中299人が7'00を切っているということになります。大学生の38%です。



これは、実際にはあくまで大会記録なので自己ベストで7'00切る選手はさらに30~50人増えるでしょうね。なぜなら、よく見ると軽量級だけでも7'00"0~7'03"0というたった3秒の間に30人くらいがひしめき合っていますから。ボーダーライン上の争いの激しさ、かくのごとし。この選手たちははっきり言ってすぐにでも6分台が出せる、もしくは過去に出していると思いますが、この1秒がなかなか越えられない、というまさに壁を破れないこともよくありますよね。

また、75kg以下の軽量級漕手といっても色々で、オフに74kg近く体重があって代表を狙うようなチームの主力級の漕手もいれば、入ったばかりの1年目で身体ができておらず60kg前半に満たない細身の漕手もいるわけです。そう、参加者全体の3割近くは1年生のはずです。いずれ翌年、翌々年に7'00を切る漕手もたくさんいます。以前から言っていますが大会に出ていないチームもある中でのデータです。
そのように見ると、だいたい7'00を切れる男子漕手は大学ボート全体で半分くらいというところではないでしょうか。生涯ベストではもう少し増えるかなと。大学ボート選手が4年間頑張れば6割ほどは7分が切れる、というのが私の経験からも実感があるイメージになりますね。
大学から始めた未経験選手で7分切れるのはボート界全体でやはり半数というところではないでしょうか。高校からの経験者は実に8割以上は7分切りを達成していると思います。

冬のマシンローイングに出ている大学生は基本1~3年生までの3学年。4学年全部で純粋に増やすと約400人、マシンローイングに参加しない強豪大学(N大、M大、H橋大、N体大etc・・・)のエルゴを想定すると7分切りは少なくともプラス50人以上はいそう。生涯ベストでもなく1000~1200人ほどいると思われる全ての大学男子漕手の中で、シーズン中には500人前後の7分切る選手がいることでしょう。
そして、例えば昨年インカレ準決勝以上に進んだ男子漕手は8種目全部では合計324人になります。最終日に残ることができる男子漕手は合計160人。(昨年インカレに出た男子はCOX含め802人、オッ盾は198人、合計1000人)
そうするとだいたいインカレで予選・敗復を勝ち進んで準決以上に進むにはどれくらいのエルゴが必要か、最終日にはどれくらいエルゴがあればいいか。エルゴが艇速をすべて反映するわけではないので確実なデータとはいえませんが今までのエルゴ記録から予想はつくのではないでしょうか。





コーチ経験など、これまで私が関わってきた経験からエルゴ記録について述べてみます。
大学からの未経験者が年間合宿で週10部ほどトレーニングを積んでいる前提での1年ごとの達成水準として、
大学1年目で6'50~7'20
大学2年目で6'40~7'10
大学3・4年で6'35~7'05
といった範囲が標準的かと感じています。平均のめやすなのでこの数値も体格・体力・意識などによって、さらに範囲が広がります。現実にはこの範囲になかなか収まりませんで、上も下も10秒広げた方が合っているかもしれません。
この上限値は75kg以上、下限値は65kg以下の選手イメージですが、このスコアに達しない選手ももちろん多いです。身体ができてこなかったり体力数値に伸びがないなど、普段の練習サイクルに課題が必ず見られますので、トレーニングと意識の面で、見直しが必要です。

上限値よりも10秒以上記録を出せる選手がいれば、上には上がいますから、どんどん伸ばしチームを引っ張ってほしいですね。
3年目以上でこの範囲に収まっていれば、インカレ最終日~インカレ準決勝を目標にできるレベルだと考えます。しかし最近では男子クルーでエルゴ平均6'50では、M8+はもちろんその他の種目も敗復突破が難しくなってきていることを感じています。ちなみに私はインカレのレベルに対するエルゴやタイムの基準値を自分なりに持っていますが、そういう目安を目標にクルーを作ることをおすすめします。

また、1チーム内で上記のようにできれば30秒以内くらいに記録分布が収まっていたいものですが、現実にはもっと差ができて、下手すれば一番回す人と回せない人の間に1分つくこともあります。実際のレースで並べれば同じように1分の差がつくでしょう。さすがに1分差ある選手同士で目標に向けたクルーを組むのは難しい話です。
同じチームでは15秒差くらいまで縮まるとかなり力が接近して高いレベルで拮抗し望ましいですが、現実には経験年数や体格の差もあり、まずは30秒差以内を目標に縮めるとチーム意識はいい状態が保てるのではないでしょうか。同じ練習メニューに取り組んでいるわけですからね。
(もちろん、ビギナーのエンジョイクラスとエリートクラスで分かれたチーム組織が確立しているところはこの限りではありません。しかし、チーム目標を1つにまとまりたいときは中間と下位がほとんど存在せず全てが標準以上に押し上げ上位をうかがう状態が望ましいです。全員を大事にして意識を高め、全員が参加するチーム状態なら可能だと思います)



1年目の冬について。1年目から6'50が出せれば、ボートに対し高い意識が継続できたなら3年目には6'35の達成は期待したい選手です。平均的な体格(170~175cm)でしっかり取り組んでいる70kg選手なら7'00切れるかどうか、65kg以下でまだ線が細ければ7'05~7'20くらい。7'00切れない選手の中には、前半飛ばし過ぎだったり有酸素能力に課題が多くて2000m持たないという選手も多いです。
1年目の冬で7'30も切れないようだと、インカレでぎりぎり勝負できる7'00切りの基準を4年間でクリアするにはかなり見直すべき課題があり、インカレで活躍したいなら焦らないといけないというか、意識を変えないといけません。時間が無制限ならマイペースでもいいのですが、大学ボートは限られた時間です。自分が伸びてもライバルはもっと先に行ってしまいます。しかし2年目3年目と身体ができあがれば一気に伸びる可能性が高いです。
(ちなみに、私は今はインカレ上位狙うにはどんな体格であろうと最低限度6'50のクリアを要求したいですが。インカレ以外のレースではもちろん基準は大きく異なってきます)

1年目の冬は、測定のたびにエルゴのペースや効率よい引き方なども分かってきて、10秒以上ベスト更新することも珍しくありませんので、とにかく自分が一番伸びていると感じている時期は波が来てますから、貪欲に伸ばしてください。



大柄で優秀な素質の選手は大学1年から6'40前後を回してきましてR大だと近年では学年に1人出るかどうかという割合です。全国で見ると1年目から6'30前後という抜群の素質も数名現れたりします。さらにはまれに6'20前後が競技全体で数年に1人出ていて(A川選手や今年のF田選手)、これは他競技でもトップクラスの体力を誇ると思われるようなボートにおけるスター候補であり、間違いなく日本では代表で活躍できる選手です。
しかし私が思うに、欧米でエルゴ記録がたいへん優れている国は、最初からこれくらいの記録を出す素質の選手がごろごろいるのかと思われます(あるいはこれ以上のすごい記録)。こういう素質が「すごいすごい」とちやほやされ特別視されるのでなく、当然のレベルとして周りにたくさんいて競い合える環境があれば、さらにナショナルチームはもっとレベルが高くてとなれば、それは切磋琢磨の結果5分台もたくさん出てくるのでしょうね。

しかし、1年目に65kg未満の体格の漕手だとエルゴに慣れていないのも重なり7'00~20くらいの記録がほとんどです。大学2年でだんだん安定してきて、身体の出来上がりとともに、回るか回らないかがはっきり出てきます。ボートへの意識開眼が遅い選手もいたりするので、モチベーションや達成意欲により、個人差もあってさまざまですが。



私のチームでは学年問わず部内で一番回る選手が6'50付近だったときもあるし、7'00前後までしか出なくて苦労した代も多いし、今は6'30前後が数人出てきたりして、そのへんは如実に夏の結果に反映されています。

インカレで敗退すると、技術やメンタル云々も理由に上がるものの、結局「敗因はエルゴだ。体力差だ。水中の強さだ」という結論に落ち着くものです。私も何度も負けてきましたが、だいたいここに帰結します(苦笑)。それをチームとして繰り返していたら、何やってるんだという話です。
日本代表も同じです。敗因は第一にほとんどこのエルゴなんです。ずっと取り組まないと向上しない能力であり、夏に挽回できないのがエルゴです。(代表レベルでもクルーの組み合わせやイメージ統一も最大10秒くらいの影響も見受けますが)
決勝や準決勝で僅差の接戦だとメンタルとかテクニックや作戦の話も言われますが、敗復落ちのクルーに足りないのはまず体力だというのはほぼ間違いなく明白です。優勝レベルのエルゴを持つクルーがあっけなく敗復落ちする話は聞いたことがありません。エルゴを頑張る選手は技術もメンタルも知識もすべてにおいて意識が高いです。

素質ある高い能力の1年目が、一気に先輩全部を抜いていくこともあります。素質だけでなく練習への取り組みが優れている場合もありますし、こういう選手の存在を生かせるかどうかにチーム力が問われ、また優秀な選手に追随しチーム全体でレベルアップするチャンスにもなります。私はこういった選手の可能性は大好きで、1年目冬とか2年目の早い時期からインカレ対校ストロークや真ん中などにバンバン起用しますね。
こういうことが起こるから、私は新勧はビッグチャンスだと言いたいのです。4月のキャンパスは人材の宝庫です。
しかし多くは標準的な体格ですので、時間をかけた育成が必要です。

細身の選手が多いとどうしても7'00や6'50が壁になるのですが、色々な選手をまた最近でも見てきて、65kgでもトレーニング次第で最大6'40もしくはそれ以上いけるなという手応えも今は感じています。トレーニングの内容とボートへの取り組み方、意識、環境、この改善がすべてです。
全く同じ素質の選手が、チーム状況や部員の意識、指導者の意識などによって自己ベストが20秒とか30秒くらい変わることもあるように感じたりもします。つまり、チーム環境やボートへの意識で、「7分の壁や8分の壁」は吹っ飛んで消えてしまうとも言えます。
単純に、目標が高いからそこに元から壁を作らないんですね。
とはいえ、平均的な日本人体型からは男子7分、女子8分を切るのは標準以上の良い記録なんですよ。


こういう点において、さまざまな改善により、「回らない」という課題はクリアできると感じています。